2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

いつも卵のそばにいて

村上春樹、エルサレム賞受賞スピーチ試訳: 極東ブログ村上春樹のスピーチ「Always on the side of the egg」=「いつも卵のそばにいて」の対訳と、その反応をブログでいろいろと読んだ。 しかし、個人的にとれるようなメタファーを、村上春樹がうまく使って…

地名的な事柄

地名の日常会話での位置に興味がある。 日本語は、同音異義語が多く、受信者側での脳内での漢字変換を想定することで初めて、意味をとれるようになるという側面がある。 やまとことばだけでしゃべるわけにはいかないのだ。 その中で、単語として地名は特別な…

感覚日記か象の消滅か狗子仏性

言葉にしたことを、どのように書くかということについて、いろいろなやり方がある。 このブログは、僕自身が書かれたあとの時点から読み返すと、感覚日記として読めるように書かれている。と同時に、他の人が読んだときに、「象の消滅」のように、読めるよう…

【哲学する会計4】:意味論と測定

会計では、一般に、「何時」ということは認識、そして「いくら」ということは、測定と言われる。もっとも、このうち会計上の認識は、測定可能性によって制約されるので、認識をも含めて測定と言われることが多い(広義測定概念)。 「現代会計論」の中で笠井…

GoogleJapanの急上昇ワードサービスレビュー

GoogleJapan(グーグル)の急上昇ワードサービスをレビューする。 グーグルのトップページに、急上昇ワードを表示するサービスが追加された。 グーグルは最近、日本へのローカライズを進め、多少ヤフーっぽいインターフェイスへとだんだんと変化している。 …

ニコニコ動画の削除アルゴリズムからの権利者意図の復元について

ニコニコ動画をよく観ていた/いる。 すると、マイリストに登録履歴がたまる。 それをマイリストの上限に合わせて、削減するときに、 時系列的に、何の動画がいつ削除されたのかが把握できる。 そこから、権利者もしくは権利者を装った者からの削除要請と、そ…

【哲学する会計3】:名付け方;勘定と仕訳の生成の仕方

固有名は、確定記述に還元されないと、ソール=クリプキは、可能世界意味論を使って、「名指しと必然性」の中で述べている。 固有名にもいろいろある。 今日の分け方では、日本語の固有名詞を、三種類に分ける。 メタファーとしての単一の物の名前 例;ホロ…

【哲学する会計2】:数え方「序数と基数」

ものの数え方には、大別して二種類ある。「序数」と「基数」である。 「序数」とは、1st, 2nd, 3rdといった順番を数えるやり方で、 「基数」とは、1.2.3といった、量を数えるやり方である。 日本語では、日常的に区別しないが、これは違う数の種類である。「…

政局「春一番の乱」

昨日は、オバマ大統領就任以来で、テレビ番組がやたらとおもしろい一日だった。 小泉さんの政局に、今日春一番が吹いた。オーストラリアの山火事も消してはくれぬものか。 神話論理で、一部の物事が再編されている。 それが政局を生んでいる。 ように見える…

個人的な写経/翻訳プロジェクト

個人的な写経/翻訳プロジェクトを、徐々に行っている。 ジェイムズ・ジョイスのフィネガンズウェイクやユリシーズは読めなくても、エリック・バーンの"What do you say after you say Hello?"ならば読める。ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの「論理哲学…