ヘアワックス「Shiseido Uno」をたくさん買った。

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「Shiseido Uno」

私は、資生堂の男性向けメガブランドヘアワックス「ウーノ / Uno」の永年のファンなのである。
端から見ている1ユーザの視点でウェブで調べたところ、以下のようであるようだ。
(経営戦略については、憶測であるので、注意されたい。「...ではないか」というのは事実ではなく憶測である。また、私の意見も混じっている。)


2006年のお笑い芸人大量CM放映後、シェアが一時的に拡大するも、マンダムのギャツビーとの仁義なき戦いに突入。

オーランド=ブルームを使ったブランド構築を開始。
(ブランドプレミアムによって、消耗戦を避けたいのではないか。)
コンビニエンスストアでの小さいプラスチックケースヘアワックス展開。
一部コンビニとドラッグストアでの大きい金属製ヘアワックス展開。
(ユーザのヴァージョニングを行っているのではないか。)
しかし、おそらく、マンダムとの競争の激化のため、値段は下がっている。以前は1個1000円してたのに、最近なら1個700円くらいで買える。私はドラッグストアで1個598円だったものを8個買いました。約4800円・・・
(値段を下げることでコレクター需要を掘り起こす戦略なのだろうか。)
(おそらく、エリアマーケティングの際の契約が変わって、プレイスとプライシングをドラッグストアやコンビニ側に任せたのではないかと思う。資生堂はプロダクトとプロモーションだけを行っているのではないか。薄利多売でも店側の利益が出る=売れる商品を、卸値としては資生堂側も満足いく値段で、自動的な物流を使って人件費をあまりかけずに納入していると考えられる。たぶん)

オーランド=ブルームと栗山千明を使ったショートフィルム&映画内広告を展開。
(これは非常にできがよかった。監督は誰だろう。「目を開く→相手のメガネをかけてみる」といった象徴的な表現が、私に感動を与えた)
(グローバルタレントを使っているが、同CMでの海外展開も行っているのだろうか? 海外展開がよくわからない)

オダギリジョー主演のウェブで楽しめるタイプの新CMが最近始まる。
Justin.tvというライブストリームチャンネルのようだ。
このジャスティンというのは自分の生活をそのまま放送して、それをベースに事業を立ち上げたすごいやつで、いつか、「視聴覚交換マシン、オンライン」をつくってくれるんじゃないかと期待しているのである。



デザインと外装と中身の触感がすばらしいので、8種類揃えてみた。
(「赤白」との代わりになくなった、「水色黄色」も小さいプラスチック版は持っている。)
ツートーンカラー、メタルにエンボス加工されたロゴとヘアワックス名の触感、回して開けるときの堅さと滑らかさ、スライスされた円柱をスタックできるデザインとその金属加工、今までより外装デザインが優れているのである。

中身のヘアワックスの触感は、レオロジー的に感じて、いろいろある。
摩擦力について考えるのに、ヘアワックスは、ぴったりである。
指表面の触感が感じる摩擦力は、点字読みや麻雀の盲牌を考えればわかるように、楽しいものなのである。
さらに、髪型を加工するのにも使い分けられる。

そして、1個あたりの値段が安いのである。プロダクトの知覚品質が向上して、優れたプロモーション用のビデオが配信されているのに、より安くなったのである。なぜだ? しかも、原料の石油精製品の材料価格は上がっているはずなのに。ブランドプレミアムがとれる商品で、(たぶん)売れているはずなのに。
その結果、消費者余剰が増えているのである。(主に私の心の中で)
マンダムとの仁義なき競争を行っているのだろうか。物流が変わったのか。
一度、調べてみたいものだ。



スタックしてみた。スペースエレベーター風にマーシャル諸島付近。



unoを使ってハノイの塔を行ってみた。
(色の濃淡=輪の大小関係)
実無限同士の濃度を比較するのに使えるかもしれない。