Google Chrome レビュー
Google Chrome / グーグル クロームというグーグル社が開発したウェブブラウザを、使い始めてしばらく経つので、レビューしよう。
レビュー環境はWindowsXP SP2である。Mac版は開発中らしい。
1.細かい使い勝手が心地よい、反ウィンドウズ的なインターフェイス。
開発の際に、ユーザビリティテストを相当やったと思われる。
タブ追加ボタンの配置と色と挙動、ブックマークとその他のブックマークの位置関係、右上のボタンからのドロップダウンリスト、ホーム画面が履歴からパーソナライズされて構成される部分。直感的に使いやすい。
2.ブラウジングの速さ。
読み込みの速度は、Firefoxだって充分に速かった。HTMLもJavaScriptも速かった。
クロームが優れているのは、大量にタブを開いた際のバックエンドでの処理である。おそらくタブを処理しているプロセス/スレッドごとのメモリ管理に力を入れているのだと思う。たくさん開いてそれを見ていくことが、とても簡単にできるようになった。
3.対応サイトが最初から充分多い=W3Cのウェブ標準に準拠している。
多くのサイトで、すべてのプラグインが使え、ウェブアプリのコードが動く。はてなもクックパッドもmixiもgreeもFacebookもニコニコ動画も動く。
正直、Gmail, Google Notebook, Google Calender. etc と使っている私は、デスクトップ用のメモノートブックアプリ「紙Copi Lite」以外の、デスクトップアプリを起動するのは、「珍しいな」と起動するときに思う状況になってしまった。
平日夜には、Chromeと紙CopiLite(とATOK)だけで、もはや、いいのではないか。メモもメールもブログもスケジュール管理も、それだけでできる。
WindowsOSのデスクトップの意味が、どんどん薄れていく。
というわけで、ウィンドウズ環境のブラウジングはクロームに切り替えました。NetscapeとIEの戦いとIEのDHTMLへの非対応の頃を考えると、ついにここまできたかという感じである。
WindowsVistaとMSOfficeのインターフェイスにさよならしたいあなたに。Google Chrome と Googleのウェブアプリ、オススメである。