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波状言論:テキストサイトの現在vol.3 「米国の“blog”/日本の“2ちゃんねる”」

オンラインコミュニティの3つのややこしい問題の浅い考察

トラックバックをたくさん打たないとなあと思った次第。以後、主題的に取り上げたブログにはトラックバックしていくことにしよう。ログ解析して、読んでくれてる方のサイトでも回ってみるかなあ。
リンクフリーの当然性と変なネチケットへの疑問は、5年前くらいにウェブサイトをつくっていたときに不可思議に思ったものだ。

議論のスタイルは様々だが、大規模な議論を喚起すると疲れるのだろうか。例えばnobuのメモ帳ではメディアリテラシーの議論の嵐が吹き荒れたようだ。たしかに疲れそうだ。しかし、有意義であろう。

Blogを書くことの心理的負担とそれを上回る魅力

ここのトラックバック集を読んで、つらつらとテキストサイトの現在について考える。
人間を情報処理機構として捉えるのが、ウェブ作成について考える際には、有益であると思う。インプットされた情報を加工してアウトプットする主体が見やすい形で現れるのが、ウェブログのおもしろいところだ。他人や自分の書いた記事を読んでいると、背景で何がインプットされて、もともと持っていたバックグラウンドに何があって、現在の心的状況がどうで、書かれた結果がこれで、というのが想像されて、おもしろい。
「情報を処理する主体は何故これほどまでにおもしろいのか?」
時系列で同一性を持った主体を設定し、それら主体=エージェントのブラックボックスの中を想像するのは、ひどくおもしろい。他人の心を想定することが言葉の応用的機能の一つで、社会性の本質だからだろうか。他者の行動を理解する方法の本質だし、相互性原理のもとにもなる。英語で探せば、ここら辺の分析はたくさんあるんだろうなあ。
書くことと読むことのおもしろさは主体に起因するが、日記サイトも同様のおもしろさを持つか。日記サイトもおもしろいが、日記サイトにおいては情報があまり処理されていない。脳内でのぐるぐるとした思考が知りたいのであって、その人が食べたものが知りたいわけではない。他人や自分の心の社会で何が起きているのか、周辺の情報を元に類推していく。しかも、類推に使用する情報はウェブ上にあるものばかりで手軽だ。
他社のおもしろさを理解できるメディアというのは、本以外ではそうそうない。仕事が物書きでない人でおもしろい人の文章とその主体を手軽に理解してみることができる。時系列に則って情報を処理するという人間の機能を抽象化して、うまく実装したのがウェブログの成功要因か。

また、集団での対話のおもしろさにおいては、2ch=匿名の集団でマターリ:blog=主体同士の対話というような一般的な対比があるが、情報が処理されていくこと自体おもしろく、集団的な共同作業による情報処理も主体間での情報処理もおもしろい。会話すること・相互作用すること自体が人間的・動物的な快楽である。
集団的なおもしろさは、メーリングリストでも何でもおもしろいものだ。ウェブログっぽい楽しみには、複数名で単数名を偽装したり、主体と集団という同定をゆらすようなことをするくらいかな。あとは、一対不特定多数へのコミュニケーションか。

パーソナルな情報発信ツールとしてのウェブサイトという考え方は、結局、正しかったなあ。
エージェントに関する情報が文書化されて公開されていることは、有意義だ。これ読んでおいて的な形で自己情報を差し出せる。情報処理としての会話の効率が劇的に上昇し、相互理解がより深い形でなされるであろう。
(会話のための会話に費やす時間を増やすような関係の場合だと、ウェブログなんて使わないで、ただ長時間一緒にいれば相互の愛着が深まるであろう。理解と愛着は実はあんまり関係ないからなあ)

なんか、煮詰まっていないなあ。煮詰める状況にないからか。問題は何か。。。
他者のおもしろさというのが本質的なのは明白だが、そこを煮詰めてもでてくるものは今は知れてるし。自己の同一性と情報の話か。うーん。

所有権を設定することでコモンズの悲劇を回避し質の高いウェブログ、しかも設定された所有権はクリエイティブコモンズ準拠というのがおもしろい。これにアフィリエイトインセンティブが加わるか。

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知識流通ビジネスの夜明け・ブログが銀行になる日

SEOはおもしろい。グーグルダンス・ダンス・ダンス。アフィリエイトサイトをつくって稼ぎたいのだが、気力がたまらない。寝ているうちに時間が過ぎる。

アフィリエイトでコミュニティアライアンスというのが、グーグルの順位を上げる最高の方法だと思う。めんどくさいんだけどね。
これに関連して、トラックバックスパムがあり、蔓延することで通常のトラックバックが衰退することのないように願いたい。スパムかどうか微妙なのがあるんだよね。グーグルで適当に検索してあんまり関係ない記事なのにトラックバックしてきているらしきトラックバックがこのウェブログにも来てる。ワード決めてSEOする際にトラックバックは有意義に使えるので。

関連度の高いリンクには価値が高く、そうでない場合は価値が低い。ウェブにおいてセマンティックに人間がリンクを貼ることを利用して、ページランクアルゴリズムでグーグルはワード単位での分析を順位付けて有意味なものにしている。有意味性の限界をどう判断するか。人間の興味を束ねて統計的に出していて有意義だったけど、機械的トラックバックの蔓延はアルゴリズムで排除するとして、意味性検索の進化が今後どういう風に進むか興味津々である。

エッセンシャル・サーチエンジン

サーチエンジンの本質について考え、次世代のサーチエンジンについて語る。また業界を取り巻く状況について独自のコメントを行う。
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