リアル中の人
無線LAN環境を生かしたキラーコンテンツについて考えている。
思いついたものを書いておく。
「リアル中の人」
(中の人概念の歴史:中の人概念の説明)
外の人は、Webカメラを目の横につけて、それをバックパックに入った稼動しているPCにつなぐ。
メッセンジャーでビデオチャットを送る。送られた先には、中の人がいて、ヘッドマウントディスプレイ等の没入型ディスプレイで鑑賞している。
つまり、自分の代わりに生活してもらうことができるようになる。
基本は受動型コンテンツで、契約によっては、指示する権利を売るとかできる。(人権的な問題は、ちゃんとやれば解決可能。現行の工場=事務所=刑務所労働程度の契約関係となると考えられる。プライバシーについては契約で対処)
これの何が面白いのか。
つまり、視点も含めて他人のコミュニケーションを味わえる。多くの人の多くの幸福は社会的なコミュニケーションから生産されている。
自分で幸福を生産することを放棄して、他人の幸福を受動的な形で分けてもらう。
市場としては、とりあえず、ヒッキー(ひきこもりの人)。2chで市場調査でもしてみるかなあ。
と言っても、カジュアルヒッキーは一般的なので、市場は広いと考えられる。
うまくやれば、宗教を代替できるかも。誰かカリスマの視点に絶対帰依とか。宗教団体に売り込むかなあ。
インタラクティブにするか、しないかは、状況によるが、
師匠をつくったり、恋人をつくったりできるかもしれない。
脳内なのか、脳内でないのかは、外の人と中の人の契約によるだろう。
まあ、これが当初見積もった市場で、実際の市場は違うところに見つかると思う。
VRシステムを売っていたり、オペレーションシステムを売ることもできる。
米軍の機械化小隊は、イラク戦でこういうシステムを使っていたらしい。一部の産業のオペレーション現場でも使われているはず、たしか。
これを無線LANとパソコンを使って、安価にする。
ざっと考えただけでも応用範囲は広い。
「動的サーベイランスシステム」
→警備員全員がこれを装備。中央で監視、もしくは、相互連携に生かす。
「ビデオチャット鬼ごっこ」
→バトルロワイアルをする。ビデオチャットで相互連携や監視が可能。
cf:警泥@SFC
「視聴覚交換マシンオンライン」
→商業ベースで、かつ、アンワイアード。
cf:視聴覚交換マシン
「ある鴨の日常」
→鴨等の動物に背負わせる。
匿名の自由→複数名の自由? ここらへんは、また執筆予定。東浩紀の「情報自由論」が出るのを待っています。
可能性の担保か。可能世界意味論好きで、クリプキとか読んでいたけど、現実に利用してみたい。セマンティックウェブに応用利かないかなあ。
匿名性の罠
21世紀のコンテンツ産業が立ち上がる予感。
キラーコンテンツ。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
劇的で幸福な日常を送っていて、それを売ってくれる方募集。