対偶をとってみる


主義を明確に理解しがたいときには、
主義の中心となる命題や名言に
「接続詞を推移律とみなして対偶をとる」@古典論理
とよいと思う。
裏や逆(反転)をとると間違う。


例:ヴォルテール啓蒙主義


「私はあなたが何を言っても賛成しないが、
私はあなたがそれを言う権利を死んでも護るだろう」
「私はあなたがそれを言う権利を死んでも護らないならば、
私はあなたが何を言っても賛成しなくはない」
→(二重否定の除去=排中律の適用)
「私はあなたがそれを言う権利を死んでも護らないならば、
私はあなたが何を言っても賛成する」
=?この汚らしきものを踏みつぶせ。


「私はあなたの書いたものは嫌いだが、
私の命を与えてもあなたが書き続けられるようにしたい」
「私の命を与えてもあなたが書き続けられるようにしたくないならば、
私はあなたの書いたものは嫌いではない」
=?この汚らしきものを踏みつぶせ。