名前「水野創太」

「水野創太」という名前の由来について述べておこう。
履歴書としてのウェブログの使用の一環である。

「水野」は姓であり、父方から受け継いでいる。祖父は、富山の富農の13番目くらいの末子であった。富山のどこかの水野がいっぱいいる村、たぶん水の中に野原があるところという地名に由来しているはずだ。明治維新以前からそこに住んでいたはずだからである。祖父は陸軍士官学校を出て、自衛隊駐屯地を転々とし、藤沢市の善行に居を構えている。だから、そこに祖父母の家があったため、藤沢市SFC周辺に土地勘がいくらかあるわけである。
ちなみに「水野」は、全国で125番目くらいに多い苗字であり、けっこう同姓の人には会った。ほとんどの名前はよくある苗字1000番以内であるらしい。日本人の八割九割が1000個くらいの苗字でカバーできるという。
同姓同名もググると一人ひっかかる。でも、ググって自分がひっかかることが殆どというのはよいことだと思う。一般的な名前だと他人が出てきてくやしいじゃん。

「創太」
父親が創造性の研究をしている心理学者@教育学部なので、こういう名前になったらしい。ちなみに、女性に生まれた場合は「有実」となるはずだったという。わりとよい名前だといわれるので、よいネーミングだったのだと思われる。創のつく名前は、1960年代以降の創造性ブームの中で増えてきている。それ以前は、銃創・満身創痍みたいな熟語のイメージなので、少ない。創造・創発など、わりと新しい言葉のようだ。だから、文字を説明するのに困る。創造だと同音異義語が多いし、創造性・天地創造は長すぎる。創発は専門用語だし。創価学会はちょっとね。。。いらぬ誤解を招く。
破壊と創造という意味の文字である。破壊と創造は好きである。
同名の著名人では、加藤創太って、「日本経済の罠」の共著者の官僚の人がいる。グーグルだと3040件もひっかかる。今検索したら、同名の人が「あいのり」に出ていたらしい。ログが残ってる。非常に微妙だ。。。みなさんも調べてみよう。加藤創太はともかく、あいのりにグーグルの順位が負けるのは腹が立つ。
犬の名前がホロンなのだが、そういう怪しい概念の名前をつけられなくて幸いであった。六年ほど遅く生まれていたらその危険性はあったかもしれない(嘘)。「ホロン」って概念、流行ったけど廃れたニューエイジサイエンスチックな怪しい概念。いや、実際はけっこうちゃんとした概念なんだけどね。「部分であり全体であるもの」っていうシステムって言葉に似た概念。一時期、無茶な使われ方してたから、怪しいイメージがついてしまった。システム科学・複雑系科学の健全な進歩とともに復活することを望む。そうでないと犬が浮かばれない。。。(アーサー=ケストラー「ホロン革命」が有名だけど、ピーター=チェックランド「ソフトシステムズ方法論」にも出てくるよ)ホロンリナックス。。。あと、眠兎とか漫画チックな名前でなくてよかったとも思う。

という由来を話すと、「教育心理学者の親にマッドな実験を施されたに違いない。だからこんな風になっちまって。。。」という推測をされることがあるのだが、そんなことはない。そもそも「こんな風に。。。」って何だ? 幼いころにロールシャッハテストもIQテストも受けてないよ。母親は常識人だし。

これであなたも僕の名前が忘れられないはず。また、いつかググってみてね。