W43S(あかり携帯)レビュー

W43S


先日、3年弱使っていたInfobarの液晶を鞄にいれていて割ってしまったので、携帯電話を新調した。
MNPの導入によって、新規加入者よりも長期継続利用者への販売奨励金(コミッション)が割り増しされるようになり、本体14800円+電源ケーブル980円+税金で買えた。新規契約よりも安かった。携帯電話の販売奨励金制度も、ソフトバンクの大改変に始まり、audocomoの販売奨励金プラン変更と続いて、市場に適応したかたちになるようです。でも、やっぱり奨励金で安くなるのはいいなあ。購買時のお得感が違うものなあ。
ソニーエリクソンの端末を使うのは、5年ぶりである。ジョグダイヤルなくなったんだ。PoBoxProの予測変換は進歩を遂げていてすばらしい。予測変換機能ではPoBoxはかなり優れていると思う。思い起こせば今までの端末では予測変換機能が不満だったのだ。
(H")松下→(au)ソニー→京セラ→鳥取三洋(au design project)と使ってきた。W43Sは出荷されてすぐにバグが発見されてソフトウェアアップデートを行った。5年前はバグがあって端末ごと交換してもらったけど、またすぐにバグがでて、ウォークマン機能が使えなくなったのだ。すばらしきかな、バグ対応のネットワーク対応による進歩。
肝心の「あかり」機能であるが、LED製品が好きな人は、買いである。暗い部屋で眺めれば、宮島達男のアートや、イサムノグチのあかりシリーズ、と同様の感覚が楽しめよう。
色については、私は、赤色を選んだ。携帯電話は3台連続で赤色である。なぜだろう。茶色はシックな方向け、白色はマス向け(これは他の色の二倍は売れるだろう)、赤色は広報向けである。「アンビションレッド」の色合いは、いわゆるワイン色、仄暗い赤色である。アメリカの大学のユニバーシティカラーにはこういう色がよく使われる。野望の赤色というやつである。大人っぽい色なので、塗り物や鳥居のような朱色・赤色が好きな私としては、少し気後れする。
カバーを付け替えることで、雰囲気は変わる。付け替えてみたところ、裏面に光を通す仕掛けをしているカバーが視認性の高い発光をするので、明るい場所で使うには優れている。逆に暗いところでは、裏面が全面的に白いカバーが、おもしろい光り方をする。個人的には市松模様のカバーが気に入っている。
パソコンとの連携は、音楽の移行以外では、もとからついている試供品ケーブルではなく通信ケーブルと、ソフトウェアの購入が必要である。
メモリースティックDuoは同梱されていないが、使用することができる。サイバーショットとカードやデータを共有でき、そのデータはサムネイルのみ表示される。いまさらながら外部メモリは相当便利なのではないか。画像からFlashからいろいろと自分でつくって携帯電話でも利用すればよい。まあ公開規格をつかっているコンテンツだけだけど。