SPYSEEレビュー

あのひと検索 SPYSEE

SPYSEEというウェブサービスに注目している。個人の名前に関わる情報をタグなどを参考にして、ネット上から拾い集めて表示し、それと同時に個人と個人の間の近さを、決められたアルゴリズムに基づき表示する。セマンティックウェブっぽい、人的ネットワークの理論の応用っぽいサービスである。
著名人については、予めつくってあるが、それ以外の人は、誰かが名前を入力すると、ページを作成してくれる。

http://spysee.jp/水野創太」
ちなみに、私、水野創太のSPYSEE上でのページはこれ。
私が自分の名前を入力するとあっという間にできた。その後も、時間をおいてみてみると、ネット上からクロールされる情報が増え、その間での順位付けなどの操作が行われ、表示される情報が、多少、洗練されている。

そして、同姓同名の水野創太と私が混じっている。この表示のされ方だと、EdBusの水野創太よりも、私の方がマイナーであることになるようだ。
しかも、画像が出てこないから、いい加減な画像で表示されている。公開されたウェブ上に自画像をタグ付きで出しておかないと表示されないのか。関係ない画像をどんな基準で拾ってきているのかが気になる。
同姓同名の水野創太は、私の場合、mixiで確認できるだけでも4人いる。だれもそこまで有名ではなく、名前の奪い合いをしているのだけど、まさか、こんなかたちで混ざるとは思わなかった。
これはこれでおもしろいのかもしれない。

しかし、技術的な対策は必要だろう。



SPYSEEが誰がつくったソフトウェアなのか調べた人の記事
どうも、人的ネットワーク理論の研究者の安田雪などと関連があるらしい。人工知能学会での発表を行ったようだ。

この技術はとてもおもしろい。要素技術として、いろいろなサイトにとりいれられてほしいものだ。広告を貼れば、ネット上のコンテンツにもなる。
学者や医者や会計士やフリーのコンサルタントなど、いろいろな情報がネット上に出ていて、個人の名前でアクセスしてくる不特定多数のユーザがいる職種の人の名前をいれて調べるとおもしろいと思う。お試しあれ。