電信柱と八木アンテナ

電信柱

八木アンテナ

日本の低密度住宅地帯の見上げた空はこの2つによってデザインされている。
一般に都市計画家は電線の地中化を好むが、むしろ、多くの地域では、コストパフォーマンスの点から言って、電線の方が優れている場合が多い。
電柱と電線をリデザインしないのだろうか。
また、(電波を吸収しない塗料で)パラボラアンテナに絵を描いたりしないのだろうか。
八木アンテナは電波受信上必要なのであの形なのだが、地上波デジタル化の際の電波帯域再編でアンテナのかたちも変えられるはずだ。そのときに、携帯電話アンテナのように装飾があってもいい。有機的な形にデザインされていてもいい。キネティックアートやモビールのように動いてもいい。

電柱と電線もアンテナも、経済合理的な範囲で、抽象的なアートに変えられるだろう。役所は電線の地中化や地上デジタル放送のアナログアナログ変換に補助金を出す際には、電力会社と放送局とメーカーに、規制をかけて、美観を整えさせるべきだ。
補助金を出す理由付けにもなる。(本来、補助金を出す理由がない)