保健医療分野の情報化

ネットワーク社会論【第12回】
設問:「ケース:国立京都病院(別途配布)」を読んで北岡医師は今後どのように地域における医療情報の共有化を進めるべきか400字以内で論じてください。」

規格を標準化し、オープンなものにし、それを広める。
標準規格を採用したいと思っている病院は多い。広める際のコストが問題である。
設備投資部分はオープンソース利用で安価にし、さらにハードウェアを標準かつ大量購入し安価にする。また、人件費を安くするために、導入手法も徹底的に標準化する。問題は人件費である。伏見医師会が無料で行っているとあるが、限界があるだろう。
そこで、医薬品・医療用品卸売業を活用し、営業ついでに啓蒙活動を行ってもらう。これらを購買代理業として育て、医薬品SCMも含めて情報投資を一元化して安くする。オープンな規格をつくり、その中でサポート競争させるのが最もよい結果を生むだろう。
病院同士が連携し共同購買を行う等のコスト削減と患者に対する医療の改善の二つの実現を安価に行い、病院経営を支援することがはっきりすれば、医療情報は共有化される。